「ジーナ・K」の解説
伝説のストリッパーを母に持つ一人の女性の心の葛藤を描く。かやの=ジーナ・Kを演じるのは、シンガー・ソングライターとして活躍するSHUUBI。その母親には、映画・舞台などで幅広い活動を続ける石田えり。ほかARATA、光石研、永瀬正敏、片岡礼子など、映画で活躍する個性派俳優陣が脇を固める。監督・脚本は、石井聰亙、東陽一、橋口亮輔監督などの助監督として経験を積んだ藤江儀全。
福岡・中洲に君臨する伝説のストリッパー、カトリーヌ(石田えり)。その娘かやの(SHUUBI)は、母親との葛藤から家を離れ、街を彷徨うようになっていた。ある日、かやのは、ニナ(吉居亜希子)という娼婦と出会う。ニナもまた親の顔を知らず、天涯孤独だった。よく似た境遇のふたりは、すぐに打ち解けあった。ニナとコンビを組み、詐欺まがいのことをしていたかやのは、カモとして引っ掛けた男、菊地(ARATA)に逆に罠にはめられる。だが、菊地もまた郷田(永瀬正敏)という男にゆすられていたのだった。暗い過去を背負った、もの静かな菊地に、かやのはいつのまにか惹かれていく。
映画「ジーナ・K」
監督:藤江儀全
出演:SHUUBI 石田えり ARATA 光石研 石井聰亙 吉居亜希子 片岡礼子 永瀬正敏