白石和彌監督、ロマンポルノ初監督作品。眠らぬ街。
3人の女。職業・風俗嬢。
寄り添いあう“牝猫たち”は互いを見せの名前で呼び合うだけで、本名も働く理由もしらない―
“いま”という時代を生き抜く力強さに心打たれる群像ドラマ。
本作は、『凶悪』、『日本で一番悪い奴ら』に続く、白石和彌監督がオリジナル脚本で挑むロマンポルノ!
現代社会を逞しく生きる女性のいまをジャーナリスティックな視点で捉え、名匠・田中登監督のロマンポルノ作品『牝猫たちの夜』 にオマージュを捧げている。
主人公・雅子を演じるのは、気鋭の女優・井端珠里。このほか雅子の仕事仲間でシングルマザーの結依を、真上さつきがフレッシュに演じ、主婦でありながら風俗嬢として働く里枝を、『インプリント~ぼっけえ、きょうてい~』で鮮烈なデビューを果たした女優・美知枝が、艶やかに演じている。彼女たちを取り巻く男たちに、人気演劇ユニットTEAM NACSの音尾琢真。岩井俊二作品常連の郭智博がルックスと手堅い演技で脇を固める。さらに、お笑い芸人のとろサーモンの村田秀亮と久保田和靖が、地下活動をする売れない芸人役として出演しており、村田は、シングルマザーの結依の客として物語が展開する鍵を握っている。
また、本作では『牝猫たちの夜』に出演していた吉澤健も出演。さらに、ロマンポルノの女王・白川和子もSMクラブのオーナーとしてカメオ出演している。
【ストーリー】
池袋の風俗店「極楽若奥様」て?働く3匹の“牝猫たち”。
彼女たちは、互いを店の名前で呼び合うだけで本名も、ここで働く理由も知らない。
ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症、それぞれの悩みを抱えた牝猫たちは、都会の中で孤独を感じながら、好きでもない客を前に素肌をさらす。いつまで続くかわからないその生活に、愛を探しながら、颯爽と逞しく生きていく女たち。夜街にさまよう女と男が体を重ね、また夜があける―。
美知枝(みちえ)は福岡県出身の女優。 身長162cm。
出演: 井端珠里, 真上さつき, 美知枝, 音尾琢真, 郭智博
監督: 白石和彌