「極道の妻たち 三代目姐」の解説
極道とその妻たちとの愛や権力争いを描く。「極道の妻たち」シリーズの第3弾。家田荘子の同名ノンフィクションの映画化で、脚本は「死線を越えて 賀川豊彦物語」の高田宏治が執筆。監督は「将軍家光の乱心 激突」の降旗康男、撮影は「姐御(1988)」の木村大作がそれぞれ担当。
関西のヤクザ、坂西組の三代目組長・坂西武雄が倒れて入院、妻の葉月が一万五千人余の組員を抱えて切り盛りしていた。組長代行の舎弟頭・寺田は組の企業化を進めて四代目を狙っている。そんな時、坂西のためなら命もいとわない子飼いの若頭補佐・赤松が出所してきた。赤松には権力志向はないが、一部の幹部に推す者がおり、三代目の死をきっかけに主導権争いが起こった。また、赤松をめぐって葉月とクラブ“ローズタトウ”のママ、野方操は激しく女の情念の火花を散らす。
映画「極道の妻たち 三代目姐」
監督:降旗康男
原作:家田荘子
出演:三田佳子 かたせ梨乃 坂上忍 田中隆三 小西博之 芦川よしみ 吉川十和子 財前直見 速水典子 春やすこ 丹波哲郎 上田耕一 本間優二 藤岡重慶 浜田晃 小松政夫 綿引勝彦 大門正明 内田朝雄 加茂さくら 新藤恵美 西川峰子 成田三樹夫 萩原健一