「日本で一番悪い奴ら」の解説
北海道警察の実在の刑事の手記『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』を原作に、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる事件を題材としたドラマ。S(スパイ)の内通により拳銃摘発などで成果を上げていた北海道警察の刑事・諸星は、やがて一線を越えてしまう。監督は、「凶悪」の白石和彌。出演は、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の綾野剛、「振り子」の中村獅童、「TOKYO TRIBE」のYOUNG DAIS、お笑いコンビ・デニスの植野行雄、「エヴェレスト 神々の山嶺」のピエール瀧。
稲葉圭昭の手記『恥さらし 北海道 警悪徳刑事の告白』を原作に、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる事件を題材としたドラマ。自ら裏社会に飛び込んでスパイの内通により成果を上げてきた北海道警察の刑事・諸星だが、いつしか悪事に手を染めるようになる。
大学柔道部での腕を買われ北海道警察に勧誘された諸星要一(綾野剛)は26歳で北海道警察本部の刑事となるが、捜査も事務も満足にできず、周囲から邪魔者扱いされる。署内でも抜きんでた捜査能力を発揮する刑事・村井定夫(ピエール瀧)は諸星に、刑事が認められるには犯人を挙げて点数を稼ぐことが必要、そのためには協力者=S(スパイ)を作れ、と説く。諸星は自分の名刺をばら撒き、内通を得て暴力団組員を覚せい剤・拳銃所持で逮捕する。その功績で本部長賞を授与されるが、令状のない違法捜査に暴力団側が激怒する。幹部の黒岩勝典(中村獅童)と面会した諸星は無鉄砲な性分を買われ兄弟盃を交わし、黒岩が諸星のSとなる。諸星は31歳で札幌中央署暴力犯係(マル暴)に異動し、ロシア語が堪能な山辺太郎(YOUNG DAIS)を黒岩から紹介される。
映画「日本で一番悪い奴ら」
監督:白石和彌
原作:稲葉圭昭
出演:綾野剛 中村獅童 YOUNG DAIS 植野行雄 ピエール瀧 青木崇高 田中隆三 みのすけ 勝矢 中村倫也 斎藤歩 瀧内公美 音尾琢真 木下隆行 矢吹春奈 白石糸